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ビジネスチャットツール10選を紹介!導入メリットや選定ポイントも解説

ビジネスチャットツール10選を紹介!導入メリットや選定ポイントも解説

公開日: 2023.08.17
更新日: 2025.04.17

社内外のコミュニケーションや情報共有に活用できるビジネスチャットツール。電話やメールよりも手軽に利用でき、会話形式でリアルタイムの伝達が可能です。

本記事では、ビジネスチャットツール10選を紹介。導入メリットや選定ポイントも解説しているので、導入時の参考にしてみてください。

 

 

ビジネスチャットとは

ビジネスチャット(ビジネスチャットツール)とは、社内やクライアントとのやり取りをチャットで行なえる、ビジネスに特化したチャットツールです。

 

チャットのため即時性があり、手軽に利用できるのがメリットといえるでしょう。会話のようにリアルタイムでのコミュニケーションができるため、コミュニケーションや情報共有の活性化のために導入する企業が増加傾向にあります。

 

ビジネスチャットツールでは、テキストでのチャットだけでなく、スタンプによるリアクションも可能です。また、チャット機能のほかにも多様な機能が搭載されています。

 

ビジネスチャットツールの主な機能

ビジネスチャットツールには、主に以下のような機能が搭載されています。

 

個別チャット

ビジネスチャットツールのメイン機能は、テキストによるチャットです。個人同士でチャットができるため、仕事の話はオープンな場であるグループチャットで行ない、個人情報や相談などは個別チャットを使うというように、使い分けている企業も少なくありません。

 

グループチャット

個別チャットのほか、グループでのチャットも可能です。部署やチーム、プロジェクトなどでグループを作成してチャットができるため、業務の進捗報告や相談、ノウハウ共有などができます。

 

音声チャット・ビデオチャット

ビジネスチャットツールの中には、テキストだけでなく音声チャットやビデオチャットができるツールもあります。音声やビデオでのやり取りは、テキストよりも意思疎通を図りやすい点がメリットです。音声・ビデオのチャット機能を使って、会議やミーティングの実施も可能です。

 

ファイル共有

ビジネスチャットツールではファイル送信もできるため、WordやExcel、PDF、画像、動画などのファイルを共有できます。そのため、成果物を納品したり、クライアントへ提案資料を送ったりするなどの使い方もできるでしょう。

 

タスク管理

ツールによってはタスク管理機能が搭載されています。ビジネスチャットツール上でタスクの担当者や期日を設定できるため、リアルタイムで進捗確認や相談などをしながらタスクを進められるでしょう。

 

 

電話やメールとの違い

現在、電話やメールで社内コミュニケーションを取っている組織では、ビジネスチャットツールに切り替えるメリットがあるか疑問を感じている方もいるかもしれません。電話やメールとどのように異なるのか見てみましょう。

 

電話との違い

電話はリアルタイムでコミュニケーションが取れますが、電話をかけたときに相手が会議中や移動中だと電話に出られません。場合によっては、他者に迷惑をかける可能性もあるでしょう。

一方で、ビジネスチャットであればメッセージが送られてきた時すぐに確認できなくても、都合の良いタイミングで返信できます。電話よりも手軽な点がビジネスチャットのメリットです。

 

また、電話の場合は話した内容を記録できないため、「言った、言わない」問題や認識の違い、意図のすれ違いなどが起こりやすくなります。しかし、ビジネスチャットであればメッセージのやり取りが残るため、情報の蓄積という点でも電話と異なります。

 

メールとの違い

メールもビジネスコミュニケーションでよく利用されているツールです。しかしビジネスメールにはマナーがあり、冒頭にあいさつ文と名乗りを入れたり、文末に締めの言葉や署名を入れたりするなど、1通のメールを作成するのに手間がかかります。

一方のビジネスチャットは会話形式でやり取りできるため、メールよりも手軽に用件を伝えられます。

 

さらに、メールでの連絡は、メルマガや顧客からのメールなどに埋もれてしまい、見落としのリスクも高くなるでしょう。また、人によっては「朝と夕方しかメールボックスを確認しない」という人もいます。そのため、返信の漏れ・遅れも起こりやすいといえます。

しかしビジネスチャットツールは宛先をメンションできるうえにリアルタイムのやり取りが基本となっているため、即時性があります。

 

 

ビジネスチャットツールの導入メリット

ビジネスチャットツールの導入により、組織にどのようなメリットが得られるのか解説します。

 

迅速な情報共有ができる

ビジネスチャットツールを使うと、リアルタイムでコミュニケーションが取れるため迅速な情報共有が可能になります。グループチャットを使うと複数人に対して情報を伝えられるため、社内の情報共有が円滑になるでしょう。

 

情報共有が迅速になれば、リアルタイムで社内の状況を把握できるため、経営や戦略に関する重要な意思決定もスピーディになります。

 

社内のコミュニケーションが活性化する

ビジネスチャットは電話やメールよりも手軽に利用でき、会話形式でコミュニケーションを進められます。仕事の質問や相談がしやすくなるだけでなく、ちょっとした雑談をしたりスタンプでリアクションをしたりできるため、社内コミュニケーションの活性化につながるでしょう。

 

また、リモートワークや別拠点などで同じオフィスにいないメンバーともコミュニケーションを取ることができ、顔を合わせないメンバーとの関係性構築にも効果的です。

 

情報の整理・検索ができる

ビジネスチャットツールでは、やり取りの履歴が残るため情報が蓄積される点もメリットです。対応しなければならない連絡事項や、残しておきたい業務ノウハウ、顧客に送る資料など、重要なメッセージやファイルなどを一元管理できます。

 

また、検索機能を使うと、必要な情報にすぐにアクセスすることが可能です。過去のやり取りもさかのぼって検索できるのは、ビジネスチャットの大きなメリットとなります。

 

 

おすすめのビジネスチャットツール10選

ビジネスチャットツールはビジネスの情報共有やコミュニケーションに効果的です。ここからは、おすすめのビジネスチャットツールを10製品紹介します。

 

RECOG

チームワークアプリ「RECOG」は、メンバー同士のコミュニケーションを活発にする機能を備えています。

たとえば「トーク機能」では、個別もしくはグループでのチャットができ、直感的な操作性で手軽にコミュニケーションができます。また「レター機能」では、自社の行動規範や経営理念に則った行動をしたメンバーに対して感謝・称賛を贈ることが可能です。単なるビジネスチャットにとどまらず、称賛文化をつうじてエンゲージメントの向上も期待できるツールです。

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社内SNSで組織の課題を解決!
組織の課題をホメて解決するアプリ
RECOGをはじめて知っていただく方向けに基本機能や活用シーン、料金をまとめた説明資料をご用意しています。

 

Slack

「Slack」は、日本だけでなく世界的に多くの組織に導入されているビジネスチャットツールです。個別およびグループのチャットのほか、テンプレートの設定やワークフローの設計など、業務を効率化する機能も充実。外部ツールとの連携もでき、業務フローや組織体制に合わせて柔軟に活用できます。

 

Chatwork

国産のビジネスチャットツール「Chatwork」は、シンプルなUIで操作性の高さが魅力です。メッセージをタスク化できるため、対応の漏れ・遅れを防ぎたい組織にもおすすめです。まずはスモールスタートしたいという組織でも使いやすいよう、無料プランがある点も特徴です。

 

Microsoft Teams

Microsoftが提供する「Teams」は、Microsoft 365に加入していれば追加料金なしで利用できるビジネスチャットツールです。PowerPointやExcelなどとのシームレスな連携も魅力なので、office製品を利用している組織にはメリットとなるでしょう。会議のメモ作成やチャットのハイライト生成など、AIによるサポートも豊富です。

 

LINE WORKS

日常的に利用している人も多いLINEを、ビジネス版に特化させた「LINE WORKS」。LINEのような操作性で利用できるため、圧倒的な手軽さが魅力です。チャットができるトーク機能だけでなく、スケジュール機能やアンケート機能、掲示板機能など、社内コミュニケーションを活性化する機能が充実しています。

 

Google Chat

「Google Chat」は、GoogleのグループウェアであるGoogle Workspaceに搭載されているビジネスチャットツールです。Googleが提供しているため、GoogleドライブやGoogleカレンダーなどと統合することでさらに利便性が向上します。プレミアム機能としてAIによる自動修正や要約も利用可能です。

 

InCircle

国産ビジネスチャットツール「InCircle」は、日本企業に最適化した機能やセキュリティが特徴です。最大1万ユーザーに対してテキストメッセージ、画像、添付ファイルを送信できるため、大企業での利用にも向いているでしょう。人対人のチャットのみならず自社仕様のチャットボットも設計でき、迅速な情報アクセスや業務フローの効率化を実現します。

 

WowTalk

「WowTalk」は、チャット機能のほか掲示板機能や安否確認など、社内のコミュニケーションに必要な機能を搭載したクラウドツールです。ハラスメント相談や内部通報などにも使える匿名相談機能、ChatGPTを活用したオリジナル生成AIとの対話ができるAIチャット機能など、単なるビジネスチャットツールにとどまらない幅広い機能が魅力です。

 

Talknote

「Talknote」は、テキストやスタンプ、音声データなどを使ったチャットができる社内コミュニケーションツール。ほかにも、共有事項を投稿できるノート機能や、期限・担当者を設定できるタスク機能なども搭載しているため、社内のコミュニケーションを集約できます。

 

ChatLuck

クラウドだけでなくオンプレミスにも対応しているビジネスチャットツール「ChatLuck」。大容量のデータファイルにも対応しており、写真・動画だけでなくデザインデータや図面データなども扱えることから、あらゆる業界で活用されています。組織外のユーザーもグループに招待できるため、取引先や外注先とのコミュニケーションも可能です。

 

Chatter

「Chatter」は、SFA「Salesforce」に組み込まれているビジネスチャットです。Salesforceに蓄積されている顧客データやタスクなどとシームレスに連携できるため、営業活動の効率化につながります。営業チーム内でのコミュニケーションに役立つため、属人化しがちな営業活動を一元管理して情報共有できます。

 

 

ビジネスチャットツールの選定ポイント

ビジネスチャットツールは国内外問わず多くの製品が提供されているため、どのような基準で選ぶべきか悩む人もいるのではないでしょうか。そこで、ビジネスチャットツールの選定ポイントを6つ紹介します。

 

機能

ビジネスチャットツールによって機能は多岐にわたります。チャットに特化したツールから、タスク管理やワークフローなどの業務効率化機能が搭載されているツール、エンゲージメント向上につながる機能が充実したツールまでさまざまです。

適当に選んでしまうと、必要な機能が搭載されていなかったり、機能が多すぎて活かしきれなかったりするため、自社の導入目的に沿った機能が搭載されているツールを選びましょう。

 

コスト

コスト面も重要なポイントです。ビジネスチャットツールの導入・運用にあたって、導入にかかる初期費用や毎月の利用で発生する月額料金のほか、オプション費用がかかるツールもあります。

また、料金体系はツールによって異なります。毎月定額のツールと、利用人数に応じて従量課金制のツールがあるため、事前にどのくらいのコストがかかるか確認しましょう。

 

使い勝手

せっかくビジネスチャットツールを導入しても、使い勝手が悪く現場での利用が促進されなければ、社内に定着せず失敗に終わりかねません。

  • 操作性のよいインターフェースか
  • 入力項目が多すぎないか
  • スマホからも利用できるか

このようなポイントから、使いやすさを見極めましょう。導入前に、無料トライアルで使い勝手を試してみるのも一案です。

 

サポート体制

ツールを利用していくうちに「使い方がわからない」「社内に定着しない」などの質問・課題が生まれることもあります。そうしたときに頼りになるのが、ツールベンダーのサポート体制です。

導入支援だけでなく、運用中にもサポートがあると安心です。サポート内容も「メールのみ」というツールもあれば、「定期ミーティングを行なう」というツールもあるため、事前に確認してください。

 

セキュリティ

ビジネスチャットツールでは、顧客や従業員の個人情報、自社の売上情報など、機密性の高い情報を扱います。そのため、セキュリティ面で不安のないツールを選ぶことが重要です。

セキュリティの機能や体制のほか、情報セキュリティに関する規格のISO27001の取得も重要な指標となるでしょう。

 

他ツールとの連携

他ツールと連携できると、活用の幅が広がり業務効率化につながります。データの入力ミスを防止したり、確認の漏れ・遅れを防いだりするなどの効果が期待できます。

 

 

まとめ

気軽にやり取りができ、情報共有やコミュニケーションを促進できるビジネスチャットツール。電話やメールよりも即時性や手軽さが特徴で、会話形式でやり取りできるため社内のチームワークを強化できます。

 

本記事で紹介したようにビジネスチャットツールにはさまざまな種類があるため、機能面やコスト面などから自社に合ったツールを選びましょう。

 

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