「Workplace from Meta」がサービスを終了すると公表されました。これに伴ない、現在Workplaceを利用している企業は早急に代替ツールへの乗り換えが求められています。
今回は、Workplaceのサービス終了に伴ない、代替ツールへの移行ポイントとおすすめのツールを紹介します。
「Workplace from Meta」が2026年5月末に終了!
FacebookやInstagramを運営しているMeta社が提供する社内コミュニケーションツール「Workplace from Meta」が、2026年5月末をもってサービス提供を終了すると発表がありました。現在、Workplaceを利用している企業は代替ツールへの乗り換えが必要となり、大きな影響があると懸念されています。
Workplace終了までのスケジュール
Workplace from Metaのサービス終了までのスケジュールは以下の通りです。
- 2025年8月31日まで:これまで通り利用可能
- 2025年9月1日~2026年5月31日:既存データの読み込みとダウンロードのみ利用可能
- 2026年6月1日:サービス終了
Workplace終了に伴なう注意点
現在Workplaceを利用している企業は、サービス終了までに代替ツールへ乗り換えなければなりません。ただし、ツール乗り換えは簡単ではなく、ツールの選定・決定のほかにもデータ移行や社内レクチャーなどが必要です。期間内に代替ツールへの移行を完了させられるよう、早めの行動がポイントとなります。
Workplace終了に関連するよくある質問
Q:Worlplace内のデータをダウンロードしたい
A:ユーザーは、プロフィール情報や投稿、チャットメッセージなどのデータに関して、2026年5月31日までは「設定」の「データをダウンロード」のボタンからダウンロードできます。ただし、管理者が設定を「有効」にしている必要があります。
Q:利用料金はどうなりますか
A:2025年8月31日までは、利用料金が50%オフになります。それ以降はデータの読み込みとダウンロードのみ利用でき、料金は無料です。
Workplaceから代替ツールへスムーズに移行するポイント
Workplaceのサービス終了までの期間内にスムーズに代替ツールへ乗り換えるためには、以下のポイントを押さえて動きましょう。
移行スケジュールを策定する
まずは、移行するまでのスケジュールを立てます。移行までには、おおむね以下のようなプロセスが必要です。
- 代替ツールについての調査・比較検討・決定
- データ移行
- 社内への説明・レクチャー
どのくらいの期間を要するか、ツールの選定には誰が参加するか、データ移行は誰が・どの部署が担当するかなどを明確にし、役割分担をしたうえで現実的なスケジュールに落とし込みましょう。
移行先の代替ツールの情報収集をする
スケジュールが決まったら、移行先となる代替ツールについて情報収集します。
情報収集の方法は、インターネットで検索するだけではありません。展示会やイベントなどではさまざまな企業が出展しているため、気になるツールがあればブースで直接話を聞けます。また、関連会社や社内の他部署などで利用しているツールを教えてもらうと、実際のユーザーのレビューを参考にできるため有効です。
ツールの比較・検討を行なう
候補となる代替ツールが絞れたら、それらを比較して自社に適しているかどうか検討しましょう。比較・検討の際には、以下のような取り組みをおすすめします。
- ベンダーの公式サイトで情報収集する
- ベンダーと商談を行なって話を聞く
- SNSやレビューサイトで口コミを調べる
- 無料トライアルを実施する
特に無料トライアルは、使用感や機能などを確認できるためツール選定時には欠かせません。可能であれば、導入後を見据えて実際にツールを利用する現場担当者にも使ってもらいましょう。現場での使い勝手を確かめてもらってフィードバックをもらうことで、より導入後に定着・活用できるツールを選定できます。
移行先のツールを決定・導入する
十分な検討ができて自社に合うツールが見つかったら、いよいよWorkplaceからの乗り換え先として代替ツールの決定・導入をします。自社の体制や業務内容、カルチャーなどを含め、最適なツールを導入しましょう。
データを移行して使い方をレクチャーする
Workplaceからの乗り換えは代替ツールを導入して終わりではなく、必要なデータを移行し、社内の従業員に使い方をレクチャーしなければなりません。
Workplaceは、2026年5月31日までデータの読み込みとダウンロードができるため、Workplaceに蓄積しているデータの中から必要なデータはこの期間内に移行しておきましょう。
また、代替ツールはこれまで使ってきたWorkplaceとは使い方が異なるため、従業員へのレクチャーが必須です。使い方だけでなく、導入背景や選定理由なども説明し、従業員が納得して利用してもらえるようにしましょう。
Workplaceからの移行先を選ぶポイント
Workplaceの移行先候補となる代替ツールは多岐にわたりますが、以下のようなポイントでの選定が効果的です。
移行におけるコスト
ツールの乗り換えにはコストがかかります。初期費用や月額料金など可視化できるコストだけでなく、データ移行やレクチャーなどにかかるリソースから算出したコストも考慮しましょう。当然ながら、データ移行やレクチャーに時間がかかりすぎると投入するリソースも増えていくため、コストが割高になっていきます。スムーズに移行できるツールほど、コストパフォーマンスがよいといえるでしょう。
移行する際のサポート
スムーズな移行を実現するには、代替ツール側のベンダーによるサポート体制も重視すべきポイントです。導入支援やオンボーディングだけでなく、導入後の定着・活用支援もしてくれるツールを選ぶと安心して運用できます。
搭載されている機能
もちろん、搭載されている機能も重視しなければなりません。今までWorkplaceで利用していた機能と同じ機能・類似している機能があるツールを選ぶと、これまでと同じように業務を行なえます。
ただし、せっかく新しいツールに移行するのであれば、今までWorkplaceで利用していた機能だけでなく、さらに便利な機能や価値のある機能の搭載したツールを選ぶのも一つの手です。社内コミュニケーションのみならず、文化の醸成や企業理念の定着など、従業員のエンゲージメント向上につながる使い方ができる代替ツールを選ぶとよいでしょう。
Workplaceからの乗り換えにおすすめのツール5選
Workplaceからの乗り換え先としておすすめのツールを紹介します。
RECOG(レコグ)
チームワークアプリ「RECOG」は、Workplaceの代替としてだけでなく、社内の称賛文化を醸成して従業員エンゲージメントを高めるためにも有効なツールです。どのような特徴があるのか見ていきましょう。
なお、詳細資料はこちらからダウンロードできるので、気になる方はぜひご活用ください。
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RECOGをはじめて知っていただく方向けに基本機能や活用シーン、料金をまとめた説明資料をご用意しています。
◆一部のデータが移行可能
RECOGはWorkplaceから一部データを移行可能です。Workplaceに代替先へ移行したいデータがある場合には、お気軽にご相談ください。
◆サンクスカード機能や社内掲示板機能が充実
RECOGはWorkplaceのようなチャット機能だけでなく、サンクスカード機能や社内掲示板機能も搭載。
サンクスカード機能とは、メンバーのサポートや成果などに対して感謝・称賛を贈ることができる機能で、モチベーションの向上や職場環境の改善、社内連携の強化などの効果が期待できます。RECOGは感謝・称賛を書いたレターを贈る際にポイントも付けられるという特徴もあります。
また、社内掲示板機能では、メンバーが自由に投稿することが可能です。たとえば、日報を投稿したり、ナレッジを共有したりするなど、自社に合わせた活用ができるというメリットがあります。
◆サポートが手厚い
RECOGはサポート体制の手厚さも特徴のひとつ。徹底した導入支援・運用支援により、スムーズな導入と確実な定着を目指せます。「ツールの乗り換えは初めて」という方でも安心して進められるよう、専任担当者が手厚く伴走します。
◆シンプルなインターフェース
RECOGはシンプルなインターフェースのため、誰でもすぐに使い慣れることが可能です。膨大なレクチャーの時間をかけなくてもすぐに使えるようになり、教育にかけるコストを抑えられるでしょう。今までITツールが苦手だったというユーザーでも積極的に活用している事例もあるため、使いやすさは多くのユーザーから評価されています。
◆社会貢献にもつながる
ユーザー1人あたり月に10通レターを贈ると、発展途上国を中心に世界中へ1食分相当の給食を支援できる仕組みがあります。レターを贈るだけで社会貢献になるため、SDGsに取り組んでいる企業にとって大きな魅力となるでしょう。
Slack(スラック)
ビジネスチャットツールの「Slack」は、チャット機能や通話機能などで社内のコミュニケーションや情報共有を円滑にできるツールです。個人同士のDMだけでなく、グループ単位での会話も可能なので、部署やチーム、プロジェクごとにコミュニケーションを取れます。あとから見返したいメッセージをブックマークできる機能や、自動化できるワークフローを設計できる機能などもあり、業務効率化にもつながります。
LINE WORKS(ラインワークス)
「LINE WORKS」は、簡単にいうと「ビジネス版LINE」で、普段から使い慣れているLINEのような使い勝手で仕事でも活用できるコミュニケーションツールです。トーク(チャット)や通話といったコミュニケーションのための機能のほか、ファイル共有やスケジュール管理などの機能も充実。LINEユーザーおよびLINE WORKSユーザーであればLINE WORKS上でやり取りができるため、取引先や顧客、内定者などとコミュニケーションができるのも特徴です。
Viva Engage
Microsoftの「Viva Engage」は、Microsoft製品との親和性が高いため普段からMicrosoft365のTeamsなどを利用している企業にとってメリットの大きいツールです。部署やチームなどでコミュニティを作成して投稿でき、社内SNSとして活用している企業も多い傾向にあります。「スイート」にアップグレードするとAIを活用した投稿サポートや検索ができるようになり、さらに利便性が向上します。
Trello(トレロ)
「Trello」は、カード形式のタスクをボード上の該当フェーズに移動させることで進捗状況の確認ができるタスク管理ツールです。カード内でやり取りができるため、タスクについての質問や相談などを集約できるのもメリット。各カードには担当者や期日の設定も可能で、連携して進めるプロジェクトの際にもスムーズな進行管理ができます。
Workplace終了に向けて早めのご相談を
Workplaceは2026年6月にサービス提供を終了するため、現在利用している企業は乗り換え先の選定を行なう必要があります。データ移行や社内レクチャーなどの時間も考慮し、早めに行動しましょう。
RECOGでは、Workplaceからの乗り換え相談窓口を設置しています。
- 「どのようなプロセスで進めたらよいのかわからない」
- 「スムーズに移行できるか不安」
- 「社内に定着するまでサポートしてほしい」
など、どんなことでも構いませんのでお気軽にご相談ください。
無料で乗り換え相談も承っておりますので、こちらからお気軽にお問い合わせください。