企業の成功には従業員の高いモチベーションが不可欠。
しかし、モチベーションの低下を感じる社員を目の当たりにすることも少なくありません。
本記事では、モチベーションが低下する原因やモチベーションを上げるためのコツを解説していきます。
従業員のモチベーションに悩んでいる方は、ぜひお役立てください。
モチベーションが低下する原因
ここでは、従業員のモチベーションの低下の主な原因を深掘りしていきます。
仕事や業務内容に魅力を感じていない
最先端のビジネス戦略や製品革新があっても、従業員が日々の業務に魅力を感じなければ、企業全体の生産性は低下します。彼らが業務の中で新しい学びや成長の機会を見出せないと、興味や関心を持たず、モチベーションが低下することは避けられません。
給料や福利厚生などの条件について不満がある
給与や福利厚生は従業員の労働意欲に直接的に影響します。そのため、市場価値に見合った報酬が得られないと感じた場合、従業員の士気は急速に低下します。
仕事における人間関係が良好でない
職場の人間関係のトラブルは、モチベーションの低下の大きな原因となります。社内のコミュニケーションの不足や、社外の取引先との関係の悪化は、従業員の仕事への熱意を低下させる恐れがあります。
労働環境が悪く心身ともに負担が多きい
持続的な高い生産性を期待するならば、従業員の心身の健康を保つことが不可欠です。過度な残業や過酷な労働条件は、従業員のモチベーションだけでなく、健康にも影響を及ぼします。
将来のビジョンが見えず不安になる
経営層が明確なビジョンや方針を示さない場合、従業員は自分の役割や将来の方向性に疑問を感じることがあります。企業の将来像を共有し、一致団結することで、モチベーションの低下を防ぐことができます。
現実と目標の乖離が大きく諦めの気持ちが生まれる
目標は挑戦的であるべきですが、達成不可能と感じる目標は従業員の士気を削ぐこととなります。目標を設定する際には、現実的かつ達成可能な範囲で考えることが大切です。
原因を解決し、モチベーションを上げる方法
従業員のモチベーションを向上させるためには、モチベーションの低下の原因を把握した上で適切な方法で取り組むことが重要です。
ここからはモチベーションを向上させる具体的な方法を解説していきます。
短期と長期で目標を明確に定める
短期目標は日々の活動に即した成果を、長期目標は持続可能な成長を促します。
例えば、営業部門では年間の売り上げ目標を決め、それを達成するために四半期ごとの売上売り上げ目標を決めたり、カスタマーサポート部門では、月間の解決率の低下を短期目標に設定し、顧客のロイヤルティとエンゲージメントの向上を長期目標とします。
このように、それぞれの部門が短期と長期で目標を持つことで、全員が共通の方向に向かって進むことができ、組織全体のモチベーションの向上に繋がります。
目標を小さな目標に細分化し、スモールステップでの目標を定める
高い目標を達成するためには、その道のりを小さな目標に分け、一つずつクリアしていくことが効果的です。
例えば、「目標の売上を達成するためにまずは毎日商談を〇件獲得する」という目標を立て、それが達成できたら「成約率を〇%にする」など小さな目標を立て一つずつクリアしていきましょう。
日々の業務において、小さな成功体験を積み重ねることで、大きな成果へと繋がります。
同じ目標を持っている人と関わる
同じ目標を持っている人と関わることは、個々のモチベーションを向上させます。
同じ目標に向かって努力する人と苦悩や目標に対して行なっていることを話したり、お互いにアドバイスし合うことで、高い目標でも乗り越えていく力が生まれます。
社内に同じ目標を持っている人がいなければ、イベントやセミナーに参加することも良いでしょう。
まずは短い時間でも行動する
大きな目標や業務に取り組む際、一歩を踏み出すことが最も難しいことがあります。その際には、短い時間で良いので、まずは行動することを心掛けると良いでしょう。
例えば、新たなソフトウェアの習得が目標の従業員には、毎日10分の技術習得のためのトレーニングを行ったり、毎日の業務終了前の10分を使ってリストを少しずつ顧客リストを整理するなど、まずは行動をしてみましょう。
この行動が次第に習慣となり、大きな業務にも取り組みやすくなります。
どういう時にモチベーションが上がるのかを知る
モチベーションが上がる瞬間は人それぞれ異なります。ある人は成功体験から、ある人は仲間との共有から、ある人は新しい挑戦からモチベーションを得ることができます。
そのため、個々のモチベーションが自然と業務成果に結びつくよう、個人の強みや関心事を活かした役割分担を心掛けることが大切です。
モチベーションを維持する方法
一度上がったモチベーションを維持し続けることは意外と難しいもの。
ここからは、長期的に従業員のモチベーションを維持できる方法を解説していきます。
成果を可視化する
モチベーションを維持するには、成果を定期的に記録し、目に見える化することが効果的です。
例えば、KPIを週単位でグラフ化し、チーム全体で共有することで、個々の成長が会社の成長にどう貢献しているかを実感できます。
これにより、個人の達成感を促し、次なる目標に向かう意欲を高めることができます。
職場環境を整える
職場環境の改善は、従業員のモチベーションを支える基盤となります。これには物理的な空間の配置から、社内のコミュニケーションなど様々なことが含まれます。
例えば、オープンスペースを設けることでチーム間の情報交換が活性化し、イノベーションが促される場合があります。
また、リラックスできる休憩スペースを提供することで、従業員がストレスを解消し、リフレッシュした状態で仕事に取り組むことが可能になり高いモチベーションが維持できるでしょう。
定期的に1on1を実施する
1on1のミーティングは、従業員とのコミュニケーションを深め、個々のニーズや課題を理解するための有効な手段です。これを定期的に実施することで、従業員が直面している問題を早期に発見し、適切な支援を提供することができるため、モチベーションが低下する前に課題を解決できるでしょう。
また、従業員の達成感や職場への所属意識を高めるために、目標達成のための具体的なアドバイスや戦略を共有する機会ともなります。
多様な働き方を認める
ワークライフバランスの重視や柔軟な勤務体系の導入は、従業員のモチベーションを維持するために効果的です。
例えば、リモートワークの選択肢を提供することで、従業員は自宅で集中して作業することが可能になり、生産性が向上します。
また、フレックスタイム制度を採用することで、従業員は自身のライフスタイルに合わせた働き方をすることができ、仕事と私生活の調和を図ることができます。
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まとめ
企業の成功には従業員の高いモチベーションが不可欠。
モチベーションを向上させるためには、一人ひとりのモチベーションの低下の原因を把握した上で適切な方法で取り組むことが重要です。
また、モチベーションを向上させて終わりではなく、維持することが非常に重要です。
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