業務を行なう中で「あのときもっと良いコミュニケーションができていれば」と思ったことがある人は多いのではないでしょうか?
正しいコミュニケーションの技法がもたらす効果は計り知れません。円滑なコミュニケーションは業務の効率化や生産性の向上、組織風土の改善など様々な効果をもたらします。
本記事では、社内コミュニケーション研修の内容と、成功のための具体的なコツを解説します。
社内コミュニケーション研修とは?
仕事を進める際、適切なコミュニケーション能力は不可欠です。仲間とのコミュニケーションの質が高まることで、プロジェクトの推進や問題解決の速度が向上したり、人間関係の構築も容易になります。
しかし、社内には役職や部署が異なるさまざまな人がいます。仕事をするうえで、上司や部下、同僚とのコミュニケーションはもちろん、他部署とのコミュニケーションも求められます。それぞれの関係性が異なるため、普段のコミュニケーション方法では上手くいかないことも。
こうした背景から、コミュニケーション研修の必要性が高まっています。
社内コミュニケーション研修の目的は、コミュニケーションの基礎をしっかりと身につけることです。ただ話す技術だけでなく、相手の意見や感情を尊重し、双方向の意思疎通を図る能力も含まれます。研修を受けることで、スキルアップだけでなく、組織全体のコミュニケーションの質が向上し、ビジネスの成果にも貢献するでしょう。
よくある社内コミュニケーションの課題とは
仕事をするうえで社内コミュニケーションの課題はつきもの。
ここからは、よくある社内コミュニケーションの課題を解説します。
意見を相手に伝えられない
従業員の中には、自分の考えや意見に自信が持てず、それを他者に伝えるのが難しいと感じる人がいます。このため、伝えたいことを上手くまとめられず、場合によっては途中で諦めてしまうことも。結果として、より良い成果にたどり着けなかったり、本人の成長機会を失ってしまうデメリットがあります。
指摘することができない
目上の人やクライアントに対して指摘をすることは特に難しいと感じる人が多いです。
また、同僚に対しても「嫌われたくない」という気持ちや、自信不足から指摘を遠慮してしまうケースが少なくありません。
このような従業員が多いと、組織内での重大なミスに繋がるリスクが高まるだけでなく、指摘を避けることで人間関係にも問題が生じる可能性が増します。
報告・連絡・相談ができない
上司から「そんなことを聞くな」と言われてしまうと、部下は相談がしにくくなり、問題が深刻化するリスクが増加します。
また、日々のコミュニケーションの不足により、情報が共有されない組織文化が形成されると、問題が起こった際に発覚が遅れたり、情報共有不足による業務効率の低下や生産性の低下を招いてしまいます。
社内コミュニケーション研修の内容
ここからは、社内コミュニケーション研修の内容を解説します。
新入社員向け研修
新入社員向けには、基本となるビジネスマナーを身につけ、社会人としての基礎を築くことが求められます。
また、相手を理解するコツや技法を習得することで、異なる部署や役職の人々とのコミュニケーションも円滑に進むようになります。
さらに、自分のモチベーション管理のために、自分の気持ちを整理し、仕事のやる気を維持する方法を学ぶことも重要です。
中堅社員向け
中堅社員向けの研修では、新入社員向けの内容を踏まえつつ、彼らへの指導方法について学ぶことが中心となります。上司や部下、同僚とのコミュニケーションをスムーズに行うための技法を学び、相手の立場に立ち、伝え方を工夫する想像力を養成します。どんな相手でもスムーズに意思疎通するための実践的なノウハウも習得のポイントとなります。
管理職向け
管理職向けの研修では、会社の方針を具体的なアクションへと変換し、チームを導く能力が求められます。メンバーの能力を最大限に引き出すための環境づくりや考え方、指導方法についての深い知識を習得することが重要です。さらに、定量管理の重要性を理解し、目標達成までの戦略の立て方やモニタリングの方法についても学びます。
このように、各層ごとに必要とされるスキルや知識が異なります。
社内コミュニケーション研修を効果的に実施するためには、これらの内容を理解し、適切な研修プログラムを選択することが重要です。
社内コミュニケーション研修を成功させるためのコツ
せっかくコミュニケーション研修を実施しても成功しなければ、研修にかけた時間やコストが無駄になってしまう可能性も。
そうならないためにも、社内コミュニケーション研修を成功させるためのコツを押さえていきましょう。
対象者別に研修を開催する
「社内コミュニケーション研修の内容」で触れたように、研修の対象者によって必要な内容は異なります。一律のプログラムを全員に適用するのではなく、新入社員、中堅社員、管理職といった立場や経験に応じて研修を開催することで、それぞれのニーズに合った知識やスキルの習得が可能となります。
対象者別に開催することで、受講者のモチベーションも高まり、研修の効果も最大限に高まるでしょう。
講師はプロの方に依頼する
社内の研修であっても、専門的な知識や経験を持つプロの講師に依頼することがおすすめです。専門家は最新の知識や研究、実践的な経験をもとに、研修をより効果的かつ実践的に進めてくれます。
また、プロ講師は参加者の質問や疑問にも的確に答えてくれるため、深い理解と学びを促進することができます。
研修の目的を明確にする
どんなに優れた講師や内容でも、研修の目的が明確でなければ効果は半減してしまいます。参加者や組織が抱える課題を明確にし、その課題を解決するためのカリキュラムを設定することが大切です。
そして、その目的を講師としっかりと共有し、連携することで、適切なカリキュラムが構築され、最終的な研修の成功へとつながります。
社内コミュニケーション研修は、企業の成長と発展のために重要です。上記のコツを取り入れ、効果的な研修を実施することで、社員一人ひとりの成長とともに、組織全体のコミュニケーション力の向上を実現しましょう。
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まとめ
組織において円滑なコミュニケーションはあらゆる場面で需要があり、業務の効率化や生産性の向上、組織風土の改善など様々な効果をもたらします。
円滑なコミュニケーションをとるためにも、社内コミュニケーション研修を成功させるためのコツをおさらいしましょう。
・対象者別に研修を開催する
・講師はプロの方に依頼する
・研修の目的を明確にする
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