株式会社アンドワイは、法人または個人へ向けたコンサルティング、ホームページ制作やシステム開発、通信教育など、あらゆる側面から企業や人が成長するためのサポートを行なっています。そんな株式会社アンドワイ様には、2021年7月よりグループ会社を含む5社でRECOGをご活用いただいております。今回は取締役である矢地様に、愛知県を拠点に全国各地で活躍する仲間を持つ株式会社アンドワイ様ならではのお話を伺いました。RECOG導入によって売上が3倍になったという、その成功の秘訣に迫ります。
※記事内の写真は株式会社アンドワイのグループ会社であるROYAL YELLOW HLD.の写真を使用しています、
全国に点在する仲間のエンゲージメント向上を目指して
ーRECOGの導入背景や導入する前に課題に感じていたことはありますか?
弊社では複数の事業を展開していますが、その中でメインとなるのがお金を稼ぐ・増やす・守るという3ステップのコンサルティング事業です。
そのコンサルティング事業では、主にSNS媒体を利用してマーケティングや営業を行なっており、全国各地のアポインター(=マーケター)が活躍しています。
弊社の活動拠点は名古屋にありますが、アポインターは全国各地に点在しています。
こうした事業スタイルだからこそ、アポインターと実際に関わる頻度が非常に少ない状況を課題に感じていました。
一方で、トップダウンの運営をしすぎたことから、一気にメンバーの数が減った経験が過去にありました。
また、『世界基準の部下の育て方』という本を題材にしたセミナーに参加した際、その資料の中にあった「あなたの部下はあなたに気軽に話しかけてくれますか」という問いかけに対する私の答えが「ノー」だったことから、自身の経営方針や人との接し方、教育方法を全て変えようと思い立ちました。
私が会社を運営していく上で何よりも重要視していることは、会社の利益向上を徹底的に追求することです。
利益向上という言葉だけだと守銭奴のようなイメージを持たれるかもしれませんが、企業が利益向上をできていないと、そこに所属しているメンバーは不安を覚えるものです。
利益向上の真の目的は、会社に所属するメンバーを守るためであり、誰もが安心して働くことができる環境を作るためでもあるのです。
しかし、 利益向上をしていく上で課題となったのは、実績を出してくれたアポインターが離脱してしまうこと、新たに入ってきた方が上手く機能できていないことでした。
こうした課題を解決するためには、県外で活躍するアポインターたちが、よりエンゲージメント高く、ひとりひとりが実績を出したいという志を持つことが鍵となり、それが結果的に利益向上にも繋がるのではないかと考えました。
こうした経緯から、県外のアポインターとの関係性が希薄な現状を打破し、アポインターとの接点を増やして個々のエンゲージメントを上げていきたいという想いを持ち、RECOGを導入することを決めました。
「ここで働きたい」と感じてほしいから、利用者目線を第一に
ー実際にはどのようにRECOGを活用されていますか?
RECOGを導入する際、自分の中でゴールに設定したのは、いかに拠点である名古屋に来たいと思っていただけるか、ということでした。
オンラインをメインに事業を進めていく中で、実際にアポインターと接することはほとんどありません。
もちろんオンラインで円滑に事業を進めていくことも重要ではありますが、直接面と向かって話すことができるオフラインはやはり特別だと思います。
そのため、実際に名古屋のオフィスへ足を運んでいただいて、私たちの人柄や事業に対する安心感を持っていただきたいという想いがありました。
「RECOGマルシェ(※ポイント交換機能)」の中で一番に入れたかったのは、名古屋への無料招待でした。名古屋へ無料で来ていただいて、実際に会って話すことによって必ず良い影響が出ると信じていたからです。
実際に、名古屋へ来ていただいた多くのアポインターが成績アップしているので、RECOG導入によって実績に繋がった部分は大きいと感じています。
「RECOGマルシェ」には、名古屋無料招待の他にも30分~1時間程度の個別電話や、一緒に食事を楽しむ美食会があり、とにかく接点を持って同じ時間を過ごすことを重視しています。
弊社のような事業スタイルは一般的な企業と比べると他者との接点が希薄である分、県外にいるアポインターは孤独感を覚えることも多いのですが、自分と同じように頑張っている方の姿や、色々な方の感謝・称賛・貢献を見ることができるRECOGの存在があれば、「仲間がいる」「一人じゃない」という感覚を持っていただくことができるのかなと考えています。
私自身は、基本的にご契約いただいた時だけレターを贈るという使い方をしています。
頻繁に贈るのではなくシーンを限定することによって、レターに少し特別感を持たせたいからです。
あとは投稿機能を使って、旅行の際の写真や動画を共有しています。まだ見たことがない世界を感じてもらうということは、私にできることの一つだと思っています。
運営者としての目線だと、何かを分析する時やモチベーション管理をする時に活用することも多いです。
例えば、称賛レベルが下がっているアポインターを見つけたら、そのアポインターの担当者に連絡して状況把握・改善案の提示をするなど。
時には私自身がケアすることもあります。
普段から接している担当者には言いづらくても、他の人だと言いやすいことはありますよね。
そういった第三者視点も大事だと思うので、自らパイプ役になって環境を良くしていくという動きは常に意識しているところです。
良い労働環境を作る上で重要なのは、成長できる場であると感じてもらえるか、努力がしっかりと還元されているかというところだと思います。
キャリアアップが明確化されていないと、目的を見失ってしまう恐れや、受け身の動きになってしまうことが考えられます。
そういった懸念を取り除き、風通しの良い環境を作るためにも、RECOGは非常に有用だと感じています。
企業だけでなく、個々が成長を実感することに意味がある
ーRECOGを導入して感じられた効果や、エピソードなどはありますか?
RECOGによって売上が伸びた要因は、拠点である名古屋に県外のアポインターを呼ぶ機会が抜群に増えたからだと考えています。
県外にいるアポインターが実費で名古屋に来るのは少しハードルが高いですが、「RECOGマルシェ」によって無料招待という形にすることで、1ヶ月間で多くの方にオフィスへ来ていただいています。
単純に、RECOGのポイント数が高いことが会社の利益に直結しているかというと、もちろんそうではありません。
RECOGを活用して溜まったポイントで名古屋に来て、そこで環境や人を見ていただいたり、社内イベントに参加していただいたり、自分が携わっていることに自信を持っていただいたり、そういった経験によって一気に動きが変わることが数字に影響しているのだと思います。
実際に、名古屋に来てから急激に実績が跳ね上がる方も多いです。
大切なのはRECOGを活用することではなく、活用することによってどうなるのかという目的意識です。
そう考えた時、RECOGのポイントの使い道が名古屋無料招待や個別電話など、自らのメリットとなるものをゴールに設定しているからこそ、称賛が実績にも大きく影響しているのだと思います。
↑実際のレター画像
弊社の賞与は売上に対するパーセンテージでのコミッション制になっていますが、これに加え、RECOG関連で表彰されることによってその月の賞与に特別ボーナスを付与する仕組みをとっています。
RECOGを使って様々な取り組みを行なう中で飽きやマンネリ化がないのは、自分自身の頑張りが収入アップに直結することで、「しなければいけない」ではなく「やりたい」という意欲的な姿勢になってもらうことができているからだと思います。
さらに、表彰された方には私自身が積極的に関わりにいくことも意識しています。
全体ミーティングの中で、「どのようにRECOGを活用していますか」「今後の動き方の展望は?」など、様々な問いかけを行ない、そこで得た回答をミーティングに参加している他のアポインターの方とも共有する形です。
その中で必ず聞くのは、「あなたにとってRECOGとは何ですか」という質問です。
これには理由があり、トップ層でRECOGを使用している方たちがどういった意識を持っているのかを知ることができれば、その他の方たちの気付きに繋がっていくのではないかと考えているからです。
問いかけに対する答えは、「生活の一部になっている」「上手くいかなかったなと感じた時、ヒントを得るために開く」「人との関わりを強めるため」など様々ですが、そういった意見を聞くことが全員の意識レベルを上げるきっかけになるのではないかと思っています。
表彰された方に対する問いかけではあるものの、表彰されなかった方に対してギブをしたいという目的が強いですね。
私が目指しているのは、離職率0%です。
現実的には難しいかと思いますが、RECOGを活用していく中で、人や環境に満足していただいて、自分が成長できる場所だと感じていただきたいと思っています。
そのため、表彰された方を特別視することよりも、表彰されなかった方をどう上げていくかというボトムアップをより重視しています。
成功体験を積むためのアイテムであり、新たな気付きを与えるヒントにもなる
ーRECOGのバリューバッジの運用や効果に関して教えてください
どういったバッジを作るかにあたり、最も重視したのは現場の声です。
実際に県外にいるアポインターとの接点が多いメンバーが、入れるべきと考えたものを採用しています。
私自身のアイデアを出すことはあっても、必ずメンバーの声を聞き、独断で決めることがないように意識しています。
事業を行なっていく中で、離職率を下げたりエンゲージメントを上げたりするためには、この環境を楽しいと感じることや、結果を出すことができているという感覚を持つこと、つまり小さな成功体験を積んでいただくことが大事だと考えています。
そのため弊社では、まずアポが取れた時点で「ナイスブリッジ」というバッジを送って称賛をする、ご契約いただいた時は「祝契約」というバッジで称賛をする、という風にバッジを使って称賛を積み重ねることによって成功体験を積んでいただくという使い方をしています。
運営者目線で企業の理念浸透に重きを置いているというよりも、RECOGのメイン利用者であるアポインター視点で、どういうものがあれば嬉しいかを考えてバッジの設定をしています。
毎月月初には、1ヶ月間で最もポイントを獲得した方を対象としたポイント賞、そして各バリューへの貢献度が高かった方を対象としたバリュー賞を表彰する全体ミーティングを開いています。
バリュー賞には、アポ獲得の「ナイスブリッジ賞」や契約獲得の「祝契約賞」、1か月間で最も良い内容のレターを投票で決めて称賛する「名レター賞」など複数の賞があり、各バリューで賞を獲得した方に対して一人ずつお話を聞いていきます。
この取り組みが、表彰された方にとっては成功体験のひとつになり、表彰されなかった方にとっては新たな気付きを与えるきっかけになっているのではないかと思います。
RECOGによって生まれる可能性は無限大
ー今後取り組んでいきたいことはありますか?
RECOG導入以前は、アポインターとの接点は非常に希薄で、そのエリアの担当者に依存している部分がありました。
しかしRECOGを導入することで、アポインターと私自身の接点や、アポインター同士の接点という新たな関係性が続々と生まれています。
これはRECOGという存在が無ければ絶対に生まれなかった接点です。
そういった効果を実感する中で、全国各地にプチ拠点を作る試みをしたいという考えを抱くようになりました。
名古屋という本拠地は変わりませんが、RECOGによってアポインター同士の接点が持ちやすくなった分、実現に近づいています。
あとはマーケティングにおける情報発信についても、さらに活用していきたいですね。
現在も新しい集客方法についての発信や、RECOGの投稿機能を使った集客勉強会のようなミーティングは行なっていますが、今後さらに発展していきたいと思いますし、RECOGという媒体があるからこそ可能になった様々な取り組みにチャレンジしていきたいです。