ハウスウェルネスフーズ株式会社は、「明日への健康なくらしに奉仕する」を企業理念に掲げ、「C1000」や「ウコンの力」などを展開する、ハウス食品グループの健康食品事業を担う会社です。2020年8月から、同社の品質保証部、製品開発部、素材開発部、企画運営部、さらに生産SCM本部の3名を加えた60名で、RECOGをご利用いただいています。今回は、企画運営部グループマネージャーの納谷俊広様にお話を伺いました。
QMS方針の社内浸透に、称賛文化は必須です。
RECOGは、社内に称賛文化を定着させることができるツールであると思っています。
私たちは、QMSの方針を浸透させるために、RECOGを導入しました。当社のQMSでは“「トラブル品社外流出ゼロ」継続”を目標に掲げており、未然防止につながる行動を評価しております。しかし当初は、トラブルの未然防止のための報告は、現場社員にとっては、少しネガティブなイメージがあり、なかなか前向きにとらえられず、課題であると感じておりました。本来ならば、トラブルを事前に防ぐことができる報告や提案は、「よく見つけてくれた」と称賛や感謝をされるべきで、それらに対してもっとポジティブなイメージを社内につくっていきたいという思いがありました。そこで、RECOGのレター(サンクスカード機能)にQMS方針をベースにしたバリューバッジを付けることで、QMS方針に沿った行動に称賛・感謝を贈り合う仕組みを構築し、運用をすることにしたのです。
社員がトラブル報告に対して叱責されることを恐れるような、トラブル報告がしにくい社内風土は、とても危険であると思っています。何よりも早期発見・早期報告が重要です。叱責を恐れ、報告をしなかった場合、もしくは遅れた場合、そのトラブルに気付いたときには取り返しのつかない事態になっているという可能性があります。そのような事態は、あってはならないことです。そうならないために、称賛文化が必要なのです。つまり、日ごろから、感謝や称賛があふれる社内風土であれば、社員がトラブルにつながる報告を含め、どんなに小さなことでもスムーズに報告するようになるでしょう。そういう状態こそ、私たちが目指すQMSです。
当社は、“お客様の「うれしい」「ありがとう 」”を目的に活動しております。お客様に提供する品質を守ることは大前提です。
納谷様のRECOGでの投稿
ポジティブなコミュニケーションが社内に増え、社員のモチベーション向上にもつながっています。
いくつかのツールを検討しましたが、RECOGの「バリュー浸透プログラム」に賛同し、導入を決めました。RECOGの「バリュー浸透プログラム」は、会社にとっての大事なバリューをバッジにして贈り合うことができる機能です。当社のQMS方針をベースにしたバッジを、レターと一緒に贈ることができるという点がとても素晴らしいと思いました。RECOGのバリュー浸透プログラムなら、社員がQMSについて自ら考える機会が増えると思います。
当社では、RECOGで6つのバリューバッジを運用しています。QMS方針をベースに、5つの行動をバリューバッジにし、それらに加え、QMS方針にあてはまらなくても日々の業務のなかで感謝を伝えることができるように「ありがとう」というバッジを1つ作りました。結果的に、「ありがとうバッジ」が一番多く飛び交うようになりました。QMSだけに縛らず、気軽に社員同士が日々の業務上の感謝や称賛をレターで贈り合う行為は、称賛文化醸成という観点から意義があると思います。褒め合う風土は、社員のモチベーションを高め、働く仲間の「うれしい」「ありがとう」となります。その結果として、品質向上につながり、お客様の「うれしい」「ありがとう」にもつながればと、思っております。これからますます社内にポジティブなスパイラルが生まれてくれることを期待しています。
ハウスウェルネスフーズ株式会社様のバリューバッジ