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給食支援報告書 Vol.10

給食支援報告書 Vol.10

公開日: 2019.04.17
更新日: 2019.04.17
[mokuji]

「カンボジアのこどもたちに栄養のあるお菓子を届けよう」

給食制度が導入されていないカンボジアでは、こどもたちの栄養管理はすべて各家庭に任されており、家庭の経済状況や両親の栄養に対する知識に左右されている面が多く見られます。実際に健康診断をしてみても、WHOの定める成長曲線の基準値をはるかに下回るこどもたちが多く、体調を崩しやすかったりと、栄養不足が明らかに考えられます。また、こどもたちが日頃食べているお菓子にしても、安価で買えるものといえば、糖分たっぷり、着色料たっぷり、塩分たっぷりという様に、栄養という面からは程遠いようなものばかりです。

今回は、テーブルクロスさんと、PoPokさんの協力のもと、プノンペンから船で渡ったところにあるダチョウ小学校の120名のこどもたちに、栄養指導と栄養素のギュッと詰まったクッキーを届けてきました。

「PoPokさんはカンボジアのこどもたちの栄養調査の活動を通して、こどもたちに「栄養のあるお菓子を届けよう」とのスローガンで、プノンペンで活動されている団体です。今回配ったクッキーはものすごく美味しいのに、モリンガ、 カカオ、きな粉と栄養素たっぷりで、さらに見た目も可愛く、「チュガンナッ(とっても美味しい)」と、こどもたちに大人気となりました。このクッキーの他にも、栄養素が詰まっているのに食べやすい味で、すぐにでも手に取りたくなるような愛らしいデザインのお菓子を、色々と工夫されて作られているそうです。

今回は、栄養素のギュッと詰まったクッキーを届けるだけではなく、三大栄養素(炭水化物、タンパク質、脂質)の授業も一緒に開催してきました。今回の対象は、2年生と3年生だったので、ゲーム感覚で楽しく学べるような授業の開催をPoPokさんが考えてくださり、こどもたちも楽しそうに授業に参加していました。この授業の後にクッキーを届ける事ができたので、美味しい!という笑顔は勿論ですが、こどもたちも自分たちなりに栄養について考えられていた様子でした。

こうしてこどもたちが栄養のある食材について考える事ができる機会が持てたことは、本当によかったと思います。そして、可能であれば、家族の方も参加していただけるような体制を作っていき、家庭に正しい知識や情報を持ち帰れるようにして、家庭でも栄養バランスの整った食事が少しでも摂れるようになっていければ、将来的にもカンボジアの方たちの栄養状態の改善に繋がっていけるのではないかと思います。

★テーブルクロス累計給食支援数:176,725食(2018年6月末現在)

★2018年6月支援実績:7,003 食

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RECOGは、メンバー同士の「感謝」「称賛」を通じてコミュニケーションを活性化するアプリです。 心理的安全性を高め、チームの活性化に貢献します。
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