導入事例

導入10年目 ー 長期利用による形骸化を超えて、再活性化に成功した秘訣

導入10年目 ー 長期利用による形骸化を超えて、再活性化に成功した秘訣

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公開日: 2024.12.17
更新日: 2024.12.17
株式会社テレックス関西、株式会社アローリンク、ソーシャルデータバンク株式会社からなるアローグループ様。RECOGの前身であるホメログを2015年からご利用いただき、今年で導入10年目を迎えました。今回は、代表取締役社長の蓬莱様、RECOG運用担当の宮脇様に、この10年を振り返ってのお話や導入後の効果について伺いました。
 
 

業務連絡の枠を超えたコミュニケーションを促進

ーRECOGの再活性に取り組んだきっかけを教えてください。

蓬莱様:RECOGの前身であるホメログを導入したのは、2015年のことです。当時、社員数がかなり増えてきたタイミングで、コミュニケーションを円滑化するためさまざまなツールを導入したのですが、業務上必要な最低限のやりとりに終始してしまっている側面がありました。その場、その場で直接相手に伝えることはあっても、あらためて感謝や称賛を贈る場はなかったのです。

 

また、当社では人材採用にあたって、いわゆる地頭やスキルなどの能力値を基準とするのではなく、会社の価値観や考え方に共感していただけることを大切にしています。そして、価値観や考え方を浸透させるためには、共感を示していただいている方に対して称賛の声を贈ることが重要だろうと。そのように考え、気軽に感謝や称賛を伝えられるホメログの導入を決定しました。

 

導入約10年で、再活性化を目指し原点回帰

蓬莱様:ホメログからRECOGに切り替わったあとも継続して利用し、導入から10年ほど経ちました。しかし、スタッフの入れ替わりに伴う会社の新陳代謝が起こるなかで、ツールの利用が形骸化していったのも事実です。

 

宮脇様:もともと人と人とのコミュニケーションを大切にしている会社なので、感謝を伝え合うことの文化的素地はあったかと思います。しかし、「あらためてRECOGで感謝を伝えよう」という声かけをあまりしてこなかったことが、ツールの利用に結びつかなかった要因の1つと考えます。

 

蓬莱様:そこで、2023年ごろに原点回帰として、RECOGの利用を再活性化させようという話になりました。
あらためてRECOGの特徴を振り返ってみると、やはりリモートワークとの相性の良さが感じられました。実際、再活性後にRECOGを最も活発に使ってくれているのもリモートワークのメンバーです。

当社はリモートワークのメンバーが多く、北は北海道から南は鹿児島まで従業員がいます。その方たちのやりとりはオンラインがメインとなるわけですが、ほかの社内SNSはどうしても業務上のコミュニケーションに偏りがちです。社内SNSでも感謝や称賛のメッセージは飛び交いますが、クローズドな場なので当人同士のやりとりで完結する側面もあります。

 

宮脇様:その点、RECOGはレターの内容を当人同士だけではなく、部署も超えて全社員が確認できるのが面白いです。部門や部署を超えて全社に波及していくので、誰かの頑張りが誰かの刺激となり、そしてまたRECOGで称賛されることで誰かの刺激になる、という好循環を生み出せます。

 

蓬莱様:RECOGは感謝や称賛を伝えることに特化したツールなので、通知がくるとポジティブな気持ちになり、思わず開きたくなるのも良いですね。

 

若手中心にボトムアップで再活性化に取り組む

ーどのようにRECOGを運用されていますか。

宮脇様:RECOGの再活性化に取り組むにあたって、若手を中心にボトムアップで進めることとし、各部署からメンバーを募りました。求職者の方への魅力づけにもつながる部分なので、採用担当者も活発に動いてくれましたね。

すると、若手の取り組みを見た他のメンバーから、さまざまな動きが見られるようになりました。たとえば在宅勤務が多い部署では、リーダーが働きかけることでリモートメンバーのコミュニケーションが活性化し、直接顔を合わせたことがないメンバー同士でも親交を深められるようになったようです。

 

また、なかには、RECOGのレターの送受信数やリアクションをモニタリングし、データを共有する動きも出てきました。RECOGでアウトプットできるデータを活用し、部署内でランキングを発表し、さらなる活性化に繋げているようです。

 

蓬莱様:再活性化に取り組む際は、カスタマーサクセスの方と再度キックオフミーティングを行いました。その際に社内SNSとしても活用できる掲示板機能を紹介してもらい、私や副社長も積極的に投稿するようになりました。

 

RECOGの掲示板で会社の考え方や価値観などを発信することで、社員がそれらを意識する習慣づくりができました。また、経営層が積極的に利用することで、社員たちにも利用してもらう呼び水になったのではないかと思います。
 

 

内定者を含めた全社でRECOGを利用

ーどのようにRECOGを運用されていますか。
蓬莱様:当社では雇用形態にかかわらず、グループ全社員がRECOGに登録しています。また、会社の雰囲気を知ってもらうために、内定者の方にも参加してもらっています。
 

宮脇様:内定者には当社の横のつながりの強さを知ってもらえるのと同時に、内定者同士や、インターンで関わった社員とのコミュニケーションの場としても機能しています。

 

また、チームメイキングにRECOGを活用した事例もありました。たとえば、ショッピングモールに新店をオープンさせるという一大チャレンジに取り組むなかで、現場スタッフのなかにRECOGを積極的に利用してくれる人がいました。自分から率先してレターを贈り、周りにも利用を呼びかけることで、RECOGを使ってチームの結束力を高めていきました。

このように、感謝や称賛を伝えるという枠組みを超えて、さまざまなシーンでRECOGというツールが活きているように感じます。新年の社内総会では、RECOGの積極的な利用者を表彰する取り組みもしています。

 

蓬莱様:あとは、定期的にテーマを設けて「夏らしい写真」「幸せそうな写真」などさまざまテーマを提示して、RECOGのプロフィールを更新する企画も行なっています。これが社員同士のコミュニケーションのきっかけにもなっているようです。こうしたカスタマイズ性や遊び心もRECOGの魅力で、ホメログの時代から定期的に楽しんでいます。

ツールによって輝くメンバーが異なることを実感

ー導入後、どのような効果を感じますか。

蓬莱様:上長からすると、部下を褒めたいとは思いつつも、やはりどうしても照れくさい気持ちというのがあります。その点、RECOGは感謝や称賛をツールを通じて伝えられるので、抵抗感が少ないのがよいところです。

 

相手の目を見て言うのは少し気恥ずかしいようなことも、RECOGなら気軽に伝えられます。また、レターに対するアンサーもポジティブな言葉で返せます。業務連絡のツールでは絶対にないコミュニケーションが起こり、社員にとってのサードプレイスのような存在になっています。

 

あとは、ツールによって輝くメンバーが変わるというのも感じていますね。RECOGにはRECOGのヒーローがいるというか、RECOGを積極的に活用することで会社に貢献してくれているメンバーもいます。そういったメンバーの新たな一面を発見できたことも、導入してよかった点です。

 
 

文化のさらなる浸透や、社内イベントの集客における役割を期待

ー今後、RECOGをどのように活用していきたいですか。

宮脇様:当社は社内イベントにも力を入れているので、RECOGでイベントについて発信し、イベント参加の呼び水にできたら嬉しいですね。

 

蓬莱様:当社の事業内容は、モバイル機器の店頭販売からITソリューションの提供まで多岐に渡ります。各社・各事業部によってまったく異なる業務に取り組んでいますが、私たちは1つのグループです。グループとしての文化や考え方を伝えていくためのツールとして、11年目以降もRECOGを活用していきたいと思っています。

 

組織の課題を解決するアプリ、RECOG
RECOGは、メンバー同士の「感謝」「称賛」を通じてコミュニケーションを活性化するアプリです。 心理的安全性を高め、チームの活性化に貢献します。
RECOGは、メンバー同士の「感謝」「称賛」を通じてコミュニケーションを活性化するアプリです。 心理的安全性を高め、チームの活性化に貢献します。

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